猫の介護と食事〜たまこさんの容態〜後編
皆さま、お元気ですか?
今年もあとわずか。一年早いですね・・・私は昨日、仕事納めでした。
本年中はお世話になり、ありがとうございました。来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
保護猫たまこさんの「猫の介護と食事〜たまこさんの容態〜後編」をお伝えさせてもらおうと思います。少しでもご参考になれば幸いです。
猫の介護と食事〜たまこさんの容態〜野菜搾り汁と出会った経緯
「野菜搾り汁」は、今から6年前、漢方に詳しい動物病院の先生よりお聞きし、容態の悪い保護猫がいると作るようになりました。
当初、わが家のボス、すだちくんの健康のためでした。すだちくん、目の上、耳に肥満細胞腫が次々とできたもので・・・
↓↓ 保護当時のすだちくん
すだちくんについては、また改めてブログ発信させてもらえればと思います。すだちくんは、イボができやすい体質ですが、元気に過ごしております。
↓↓ 現在、6歳のすだちくん。大人になりました。
すだちくんは、この「野菜絞り汁」を全く好みませんでした^_^; 恐らく、「ほとんどの猫が好まないのではないか?」と私は思います。
現在、たまこさんは、フードで味付けをした「野菜搾り汁」をそれほど嫌がらずにシリンジで飲んでおり、目やに・くしゃみ・鼻水が軽減しています。
猫の介護と食事〜たまこさんの容態〜野菜搾り汁の作り方
動物の漢方に詳しい先生から教わった野菜搾り汁の具材
・キャベツ
・にんじん
・しいたけ
私は、この野菜をフードプロセッサーへかけ、みじん切りにし、少しだけ水を足し鍋で煮ています。
鍋で煮た野菜をガーゼでこします。
ボールの中に「野菜搾り汁」ができました!
「野菜搾り汁」を製氷機へ入れて冷凍しています。
冷凍することで、日持ちするため、手間が掛からずにすみます。
猫の介護と食事〜たまこさんの容態〜野菜搾り汁の与え方①
この「野菜搾り汁」だけ与えても、猫は飲んでくれません。
昨年、虹の橋を渡った、保護猫とらくん。たまこさんが遺棄された場所の近くで、とらくんも遺棄されており、ガリガリに痩せていました。
人に飼われていたので触れます。けれど、私が頭をなでようとすると、当時、とらくんは目をギュッとつむる表情をしました。私はその表情を忘れられません。恐らく、飼われていた時、飼い主から虐待されていたと思われます。
とらくん、人が嫌い。猫が大好き。
ウィルス検査の結果、「猫免疫不全ウイルス感染症(FIV)」キャリアでした。
↓↓ 保護当時のとらくん
血混じりの鼻水と目やにが出ていました。
可哀想なくらい痩せていました。
↓↓ 保護して1ヶ月くらいで、少しふっくらしたトラくん
保護当時、とらくんは、お湯で柔らかくしたドライフードを好みました。そのフードの中へ「野菜搾り汁」を混ぜて、飲んでいました。
目やにと鼻水が軽減しました。体重も増えて、免疫力が上がったことも関係しているかと思います。
元気になってからは、ふやかしていないドライフードを好むようになり、鳥のささみを湯がいて、「野菜搾り汁」と一緒に与えていました。
肝心なすだちくんは、どんなに味を変えても、「野菜搾り汁」へ見向きもしませんでした・・・(苦笑)
↓↓ とらくんが「野菜搾り汁」を飲む動画
↓↓ 生前のとらくん
↓↓ とらくんとたまこさんは仲良しでした
何か通じ合うものがあったのかな。
猫の介護と食事〜たまこさんの容態〜野菜搾り汁の与え方②
たまこさんは、鳥のささみを好まないため、k/d缶へ「野菜搾り汁」を混ぜて、シリンジで与えています。
ヒルズk/d缶はこちら
↓↓ シリンジに「野菜搾り汁」とヒルズk/d缶とサプリメントを注入
それぞれの分量は、いつも目分量で作っています。きちんと計ると良いのでしょうが・・・
目盛りは、7〜10mlくらいです。
※2020/1/4現在、ドライフードを食べ出すようになり、野菜搾り汁、k/d缶、サプリメントを与える量は、5ml以下とかなり減りました。
【野菜搾り汁・k/d缶・サプリメントの分量】
私の場合、ミニマムに暮らしており、家に電子レンジを置いていません。電子レンジがあれば、レンジで温めてください。
私は、小鍋で解凍しています。
・氷にした野菜搾り汁を1個(1個を2回半の食事で使い切っています)
・k/d缶をスプーンいっぱいくらい(一回分)
氷にした野菜搾り汁は、1個を朝・夜・翌日の朝、トータル1日半で使用しています(1個を2回半の食事で使い切っています)。翌日の朝、新しい1個を少し解凍して足しています。
野菜搾り汁の量が少ないと、くしゃみ・鼻水をしだすため、1日3回与える日もあります。
この与える分量は、猫の体調・様子を見て、最初は少量から始めるのが良いかと思います。
・氷にした野菜搾り汁1回分少量
・凍らせていたk/d缶少量
が解凍できたら、サプリメントを投入します。
↓↓ Dフラクション、JIN
DフラクションとJINについては、どんなものか、追ってご紹介します。
サプリメントの分量は、少量ずつからはじめました。現在、これくらいの分量を与えています。
・Dフラクション 朝3滴、夜3滴
・JIN 朝1包弱、夜1包弱(以前は記載の分量通り、1日1包弱にしていましたが現在は多めに与えています)
私は、シリンジで給餌していますが、たまこさんが受け入れているため、与えております。もし、とても嫌がり、愛猫の負担になるようなら、無理強いはしません。強制的にならないよう心がけています。
(2020/1/4現在)
たまこさんの体重がドライフードをしっかり食べた後だと3kgになりました。現在はドライフードを食べているため、野菜搾り汁、サプリメントを与える量はかなり減らしています。そして、これまで食べていた介護用ウェットフードは食べなくなりました。
猫の介護と食事〜たまこさんの容態〜ジン(JIN)
このジン(JIN)というサプリメントは、猫仲間から教えてもらいました。当初、たまこさんの毛並みは、バサバサでした。このJINを飲み始めてから、毛並みがツヤツヤになりました。
わが家では、偏食の保護猫かぐちゃんにも、ジン(JIN)を与えています。かぐちゃんに与えるジン(JIN)の量を減らした時がありました。すると、その後、ウェットフードをお皿へ入れる前、ジン(JIN)を入れて準備していると、自らジン(JIN)をペロペロなめるようになりました。かぐちゃんのお好みのようです。
商品紹介
動物用新乳酸菌「JIN」はみなさまの家族の一員である、ワンちゃん、ネコちゃんなどの動物達の強い味方です!
「JIN」は、「体内の丸洗い・腸の丸洗いをテーマにした、ペット用新乳酸菌」です。
動物達が悪いもの、有害なものなどを口に入れることは防げないのであれば、その悪いもの、有害なものを吸収させなければ良いのです!
世界最高乳酸菌EF-2001を多く配合したペット用BRM乳酸菌食品「JIN」で大切な家族の身体中を大掃除してあげましょう!
JINは一般家庭ではもちろん、動物病院やブリーダー様にも取り扱い頂き、多くの体験談を頂いています。
原材料・成分
水溶性食物繊維、フラクトオリゴ糖、乳酸球菌(EF2001死菌・1包あたり2000億個)
猫の介護と食事〜たまこさんの容態〜Dフラクション
動物病院の看護士さんから、「免疫が下がらないようにしてくれるサプリ」とご紹介いただき、たまこさんの体調不良後、使用するようになりました。
食事へ数滴たらすため、すぐに使い切るものでもなく、長持ちしています。
商品紹介
犬猫用D‐フラクション プレミアム(日本全薬工業)
マイタケから抽出されたβ‐グルカン蛋白複合体を主成分とした栄養補助食品です。従来品よりも主成分を33%増量しており、1mL中に40mg含有しております。
原材料・成分
マイタケ抽出エキス
猫の介護と食事〜たまこさんの容態〜ゴックン!アシスト食
たまこさんが2.7kgへ痩せた時、ご飯を食べれないかもしれない。と思い慌てて購入しました。とらくんがご飯を食べなくなった時「ゴックン!アシスト食」を給餌して与えていました。
現在、たまこさんは、ドライフードを食べ出したため、「ゴックン!アシスト食」は与えていません。
商品の特性
口内炎、歯肉炎、嚥下困難な猫の為の高栄養食。
口腔内に食事や水が入ることで、刺激(痛み)を感じることが何度も続くようになると、猫は痛みにより食事を拒否するようになります。
この栄養食は水分を加え、しっかり練ることにでゲル化し、痛みの元となる患部を刺激せずに体に必要な栄養が摂取できるように配慮した栄養食です。
自力摂食ができない場合はシリンジやスポイトで強制給餌を行う必要がありますが、体に栄養が摂取できると、徐々に自力による摂食欲求が戻ってきます。
販売先 ペットキャビン
猫の介護と食事〜たまこさんの容態〜最後に
ブログにて発信させていただくことで、私の気持ちが整理できております。ここまでお目通しくださり、ありがとうございました。感謝。
いろいろご紹介させていただきましたが、猫の体調・体質・好みなど、様々かと思います。かかりつけの先生とご相談の上、皆さまの自己責任において与えてくださいませ。
病気の症状によっては、給餌により命が助かるケースもあります。でも、最後の瞬間を迎えようとしている体には、強制給餌や皮下点滴などの延命が負担となることもあります。
「猫は自らの死を悟ると、えさを食べず体温を下げて、冷たい場所へ行き、すっーと死ねるように準備している」とも言われています。
強制給餌や皮下点滴など、続ける続けないの判断をすることは、飼い主にとって、非常に辛い判断ですね。愛猫にとって、体の負担にならないようにしてあげることが、大切ではないか。と私は考えます。
いろいろな考え方がありますので、飼い主さんにとって、後悔のない介護を行っていただければと思います。ペットは、飼い主さんの愛情をしっかり受けとめてくれていると思います。
皆さまのお家のペットが健康で長生きすることを心より願います。
今後、たまこさんの症状、容態を見て、食事内容を検討して参ります。また、色々な角度から、猫情報を発信させてもらえればと思います。
↓↓ 「猫の介護と食事〜たまこさんの容態〜前編」も宜しければ、ご覧ください。
現在、社会問題の一つとして、「多頭飼育問題」が取り上げられています。こちらも合わせてご覧いただけると幸いです。
↓↓ 丹波市多頭飼育問題
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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