猫の介護と食事〜たまこさんの容態〜前編

皆さま、お元気ですか。

「仕事納めが今日までだった」という方もおられるかと思います。9連休の方もいらっしゃるそうですね。年末年始をゆっくりお過ごしくださいませ。

少し前のブログでお伝えしておりました保護猫たまこさんの症状と共に介護の様子、食事などについてお伝えしていきたいと思います。「前編」「後編」に分けてお伝えさせてもらいますね。

猫の介護を現在されている方、猫を飼育されている方へ少しでもご参考になれば幸いです。

「かたづけ ねこの手」責任者の蜜柑は、プライベートでは「地域ねこ活動」をできる範囲ではありますが行っております。

↓↓ 詳しくは、こちらをご覧ください。

地域ねこ活動

目次

猫の介護と食事〜たまこさんの容態〜たまこさんを保護した経緯

たまこさんを保護したのは、2016年12月になります。

たまこさんは、沢山の街ねこ(地域猫)がいる某所へ遺棄された元飼い猫です。当初、このエリアは、ほとんどの外猫が不妊手術がされておらず、相当な数が増え続けていました。だから、猫を捨てやすかったのでしょうか・・・

たまこさんは、この場所へ突然現れました。外にはたくさんの猫がいて怖かったのか、優先トイレの中で過ごしていました。

敷物、水、フードを置いてもらい、なかなか外へ出てこれない日々・・・でも、お茶目で人間大好き。当時、「アイドルにゃんこ」として可愛がられていました。

ネコ仲間とTNRのため、この場所へ訪れて、たまこさんと出会った時、優先トイレから少し外へ出られるようになっていました。

↓↓ 「TNRをしよう」と捕獲した2016年12月、捕獲機に入っている、たまこさん

まこさんの表情を見て、悲痛な叫びだと蜜柑は感じました。

ウィルス検査の結果、「猫免疫不全ウイルス感染症(FIV)」キャリアでした。推定年齢は6歳以上?くらいでしょうか。

これまで、里親探しを続けてきましたが、なかなかご縁がなく・・・。この度の件で、わが家でゆっくり余生を過ごしてもらおうと決断に至りました。

猫の介護と食事〜たまこさんの容態〜腹腔内のリンパ節

10月のある日の夜中、何度も嘔吐・水様便の下痢が続き、脱水症状となった保護猫たまこさん。慌てて夜間緊急病院へ駆け込みました。

↓↓ その時の様子をこちらのブログでお伝えしております。よろしければ、ご覧くださいませ。

その際の検査で、腹腔内のリンパ節に多数腫瘍が見つかりました。たまこさんの容態を見て治療を検討していきたいと思います。

猫の介護と食事〜たまこさんの容態〜フード探し

10月時点で体重は3kgありました。毎日、家で皮下点滴を続け、症状は落ち着いてきたものの、これまで食べていたドライフードをだんだん食べなくなっていました。

そして、体重が2.7kgまで落ちていることがわかり、「たまこさんが食べられるフードはないものか?」と探しまわりました。

↓↓ フードの上にいるのは、たまこさん

元々、ドライフード派のたまこさん。ウェットフードはあまり好みではありません。
朝と晩のおやつタイムでは、ウェットフードの具材は残すため、缶詰に入っている汁だけを与えていました。

そして、試行錯誤して、こちらのフードへたどりつきました。

メルミル介護期用「かつお」味もあります。たまこさんは、まぐろ好きのようなので、「まぐろ」をメインに与えています。

それから、あと、「エナジーちゅーる」はお好みのようです。ただ、これは「おやつ」と思っています。食べないより、何か食べてほしくて与えています。

やはり、「エナジーちゅーる」も「まぐろ」味を好んでいる様子のたまこさん。

体重は2.9kgまで現在、戻っています。

【これまで、1日に食べていた量】
・メルミル介護期用 1.5〜2.5袋
・エナジーちゅーる 2〜3本 ※1日2本を目安におやつとしてお与えください。と注意書きがあります。

これまで、たまこさんの肉球はかなり冷たく冷えていました。けれども、体重が戻ってくると共に少しずつ肉球の温かさも取り戻しています。

猫の介護と食事〜たまこさんの容態〜皮下点滴を自宅投与

皮下点滴を自宅投与していましたが、11月下旬辺りから、とても嫌がるようになった、たまこさん。少し元気が出てきたのかと想像する蜜柑。

ウェットフードを食べて、体重は戻りつつあったので、皮下点滴は無理強いしませんでした。

何度か皮下点滴をトライするものの、暴れるため、投与できない日が10日間くらいありました。

動物病院の先生へその旨を伝えたところ、「ご飯を食べていたら、皮下点滴をしなくてもいいです。2週間に1回くらいはした方がいいでしょう」と指示がありました。

この皮下点滴、投与すればいいと言うものでもないのです・・・猫ちゃんの容態に合わせる必要もあるのではないかと蜜柑は考えます。

ネコ仲間の愛猫が末期の時、皮下点滴を投与しすぎていました。体内で吸収が追いつかず、虹の橋を渡ってしまいましたが、皮下点滴で体はタプタプになったままでした・・・そのことを友人は、悔いている様子でした。

少しでも長く生きてほしい。と言う飼い主さんの強いお気持ち、よく分かります・・・

猫の介護と食事〜たまこさんの容態〜嘔吐・下痢

たまこさん、今のところ、2週間に1回くらいのペースで嘔吐・下痢が突然起こります。腹腔内のリンパ節が影響しているかもしれません・・・

食べないことが一番体力を消耗してしまうため、嘔吐・下痢の様子を観察しながら、食事内容や食事量を検討しています。

猫の介護と食事〜たまこさんの容態〜通院・検査結果

11月・12月はこれまで4回通院しました。

血液検査結果の数値は落ち着いています。

2019-11-19 動物病院診察¥11,742
2019-11-22 動物病院診察¥7,110
2019-11-28  動物病院診察¥7,812
2019-12-10  動物病院診察¥5,652
4回の検査費・治療費等は全部で約¥32,316

蜜柑、頑張って働かねば!!

猫の介護と食事〜たまこさんの容態〜ドライフードを食べ出す

なんと、嬉しいことに12月19日よりドライフードを食べ出すようになった、たまこさん。

なぜ食べ出すようになったのかは、わかりません・・・
ただ、これまで、ヒルズのi/d、k/d、ロイヤルカナンのセンシブルなど与えていました。

たまこさんが食べなくなってから、他社のドライフードを色々試すようになり、この日は、ビューティプロ 、アイムスをテーブルの上に置いていました。

動物病院の先生から「血液検査の数値を見ても、どこか悪いわけではなく、食べられる状態なのですがね・・・。歯が抜けかけている様子もないですね・・・」

ということで、たまこさんがなぜ、ドライフードを食べなくなってしまったのか、蜜柑は頭を抱えていました。

蜜柑が仕事から帰宅するのを玄関で待ち構え、帰宅すると、お腹を空かした、たまこさんが「ご飯ちょうだい」をアピールしていました。

ドライフードを食べ出してくれたので、本当にホッとした蜜柑。

ドライフードを食べているため、ウェットフード「メルミル介護期用」と「エナジーちゅーる」は、これまで食べていた量より、半分くらい減りました。

フードの好みは個体差によって変わります。

2018年に虹の橋を渡った保護猫とらくん、キドニーキープを好んで食べていました。とらくんのことについては、後編でご紹介させて頂きます。

腎不全を起こしていたとらくん。ドライフードを食べなくなっていました。そんな時、動物病院からお試しフードを色々頂き、与えたところ、キドニーキープを好んで食べてくれました。

キドニーキープは、動物病院でしか購入できません。

↓↓ キドニーキープについて詳しくは、こちらをご覧ください。
キドニーキープ

今回、動物病院から頂いたお試しフードをたまこさんへ与えましたが、その時は全くどのドライフードへも興味を示さず、食べてくれませんでした。

猫の介護と食事〜たまこさんの容態〜ヒルズ腸内バイオーム

ドライフードを食べなくなっていましたが、食べてくれるようになったので、嘔吐・下痢の誘引をさけられないか。と言う気持ちもあり、たまこさんの体に良さそうなドライフードを探していたところ・・・

↓↓ そしたら、このような記事を見つけました。

「食べても痩せてしまう・・・「がん性悪液質」について

がんの症状は、がんの種類や発生した場所、ステージ(進行段階)、転移の有無などによりそれぞれ異なりますが、共通して、進行すると「食欲不振」、「ひどく痩せてくる」、「衰弱」、「貧血」などの症状がみられます。がん細胞から分泌される物質(サイトカイン)の影響で、代謝系、免疫系、内分泌系、脳神経系など、さまざまな所に異常が生じることが原因だと考えられ、「がん性悪液質(あくえきしつ)」と呼ばれます。
がんを発症すると、炭水化物、タンパク質、脂肪など栄養素の代謝が、健康なときとは変わるため、十分に栄養を摂っているように見えても痩せてきてしまいます。そのため発症した初期段階からしっかりとした栄養管理を行うことが重要です。

(中略)

「がんを発症したどうぶつには炭水化物の多い食事を与えることを控えた方が良い」とされています。

(中略)

脂質にはいろいろなタイプがあり、タイプにより腫瘍に対する働きが異なることが指摘されています。例えば、オメガ(ω)3タイプの多価不飽和脂肪酸(特にエイコサペンタエン酸 (EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)など)は、がん細胞の成長や転移を抑制し、免疫力を増強、悪液質を改善する効果などがあると考えられています。
一方で、オメガ(ω)6タイプの多価不飽和脂肪酸(リノール酸、γ-リノレン酸など)は、がん細胞の成長と転移を助長する可能性があることが指摘されています。」

(出典:みんなのどうぶつ病気大百科より)

これから先、ペットフードがさらに進化していくことを切に願います。

「ヒルズの腸内バイオーム」というフードへたどり着きました。以前、猫仲間が教えてくれていた事を思い出しましたが「今のたまこさん」で頭がいっぱいで、すっかり失念してました^_^;ごめんなさい。

ヒルズ 腸内バイオーム

ペットにとってのメリット
健康的で規則的な排便をサポート
腸内の善玉菌を増やし、マイクロ バイオーム(腸内フローラ)を改善
消化機能のバランスを健康的に維持し、消化器の不調をケア

↓↓ たまこさん、「ヒルズ腸内バイオーム」を食べてくれています

健康を維持できますように。

猫の介護と食事〜たまこさんの容態〜たまこさんの日常

たまこさんの行動を見ていると、「猫」と言うより、「犬?」なのではないでしょうか^ ^

・朝方、布団へ潜りこみ一緒に寝る
・蜜柑がトイレへ行くと着いてきて、膝の上に乗る
・家を出る直前、玄関口で胸へ飛び込んだり、背中へ跳び乗る日もある
・家でパソコンに向かって仕事をしていると、膝の上で寝る
・嬉しいと2本しかない犬歯で、蜜柑の顔やアゴをかむ
・帰宅後、洗面所で手を洗う蜜柑の背中へ飛び乗る(ここ最近)
・誰が来てもお出迎え
・名前を呼ぶと来る
・遊ぶのが好き
・何かしゃべっている

たまこさん、体調を壊してから、外をみることも減っていました。たまこさんが、このように外を眺めている様子や毛づくろいする姿を見ると、「いつもの幸せ」を感じます。

猫の介護と食事〜たまこさんの容態〜最後に

ブログにて発信させていただくことで、蜜柑の気持ちが整理できております。ここまでお目通しくださり、ありがとうございました。感謝。

皆さまのお家のペットが健康で長生きすることを心より願います。

今後、たまこさんの症状、容態を見て、食事内容を検討して参ります。

次回、たまこさんへ与えている「手作りの野菜搾り汁」「サプリ」についてご紹介させてもらおうと思います。「野菜搾り汁」を与え出してから、目やに、くしゃみが軽減しました。

「愛猫たまこさんの介護」後編になります

宜しければご覧くださいませ

↓↓

現在、社会問題の一つとして、「多頭飼育問題」が取り上げられています。こちらも合わせてご覧いただけると幸いです。

↓↓ 丹波市多頭飼育問題

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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