多頭飼育問題〜孤立されたご高齢者〜兵庫県丹波市

皆さま、お元気ですか。
ジメッとした気候になってきました。こまめな水分補給を行い体調管理に気をつけて下さいね。

友人の手術入院に伴い、現在、蜜柑の家で、凶暴まるるさん、キジトラ女の子、６歳をお預かりしています。

↓↓ まるるさん（まるちゃん）

今日で約１週間になります。お陰さまで友人の手術は無事終わり、高熱が出ている中、家で安静にということで、無事退院しました。

友人の家にも、たくさんの保護ネコがいます。まるるさん、相性の合わないニャンズと大げんかになるため、置いたままにできず預かることになりました。

まるるさんは、猫の好き嫌いだけでなく、人間の好き嫌いもあり、「凶暴ちゃん」というあだ名をつけた友人。そのあだ名を聞いて、蜜柑はちょっと怖気づいていました^^; しかし、心配もよそに私のことは信用してくれた？ようです(^ ^)スリスリゴロゴロ、とても可愛いまるちゃん♡

友人から、「できれば、まるの社交性や教育もお願いしたい」と依頼を受けているので、当面、我が家でゲージ越しのまるちゃんと保護ネコの関係を見守ります。近況はこれくらいにして、ネコ仲間の「SOS」についてご紹介させてください。

多頭飼育問題〜ある個人ボランティアの活動〜

兵庫県柏原市でネコ活動している「海豆ママ」さんから、SOS発信がありました。
海豆ママさん、個人負担で保護活動やTNR活動、啓蒙啓発をされています。
※個人で活動している私も含め、みんな自己負担になります。どこからか支援がある訳でもありません。

保護ネコのフード・医療費等が慢性的に不足する中、海豆ママさんのおうちには容態のわるいワンちゃんもネコちゃんもいます。

自分の分身が５つあったら・・・と、たくさんする事を抱えられ、「とにかく頑張るしかない！」と、とても頑張っておられます。

現在、保護猫・外猫合わせて約３０匹のお世話をされている最中、知人から「篠山市多頭飼育崩壊」の連絡が入り、レスキューされることになりました。

多頭飼育問題〜孤立されたご高齢者〜

今回、兵庫県丹波市にお住いの高齢のおじいさんが、おうちの外で倒れておられた所をご近所の方が発見され、緊急搬送されて命を取り留められました。

おじいさんのおうちには不妊手術をしていないネコが約３０匹近くいました。このネコたちは、おうちの中と外を自由に行き来していたものの、ご飯をもらえずお腹を空かしていました。

可哀想な状態で亡くなった子猫もいます。

海豆ママさんは、入院中のおじいさんの所へ会いに行かれました。

かれこれ２週間くらいご飯をあげていなかったネコたちのことが、おじいさんは、すごく心残りだったご様子で、海豆ママさんがネコたちを助けようとしていることがわかると、管が入ってとても苦しそうだったにも関わらず、号泣され一所懸命、ネコたちのことを話して下さったそうです。

おじいさんから許可を得て、おうちの中のゴミを片づけ、ネコのお世話を毎日３人でされています。

多頭飼育問題〜丹波市多頭崩壊現場〜

足を踏み込んだ時、ゴミの中にたくさんのネコ、何匹いるのか？？？

子猫もいます

おうちには、ネコのためのフードが沢山備えられてました。

海豆ママさん、たくさんのゴミを片づけられ、毎日エサやりされています。

おじいさんが入院されて２週間くらい経っていたこともあり、ネコたちは近所に分散した様子でした。それでも、ご飯の準備をしていると、少しずつ姿を現します。

お腹の大きなネコもいます。

海豆ママさん、お腹の大きなキジトラ、生後約４〜５ヶ月の子猫を6月20日に現場から保護されました。
「元気な赤ちゃんを産み、しっかり育ててもらえること願います」と。

このキジトラちゃんは、おじいさんのおうちの白い紫陽花にちなんで「アナベル」と名付けられました。

アナベルちゃん、まだ子猫。小さい体で頑張って元気な赤ちゃん猫を産んでね。海豆ママさんに出会えてよかったね。

【追伸　ご報告】
7月3日、アナベルちゃん、３匹の赤ちゃんネコを無事出産しました。

海豆ママさんのおうちですくすく育ってね。素敵な里親さんとご縁がありますように。

↓↓ 毎日このくらいずつゴミを回収されています。まだまだおうちの中には、沢山のゴミがあります。

海豆ママさん、現場に関わられている方、お疲れ様です。本当にありがとうございます。

多頭飼育問題〜全頭手術予定と今後の課題〜

海豆ママさんは、自治協議会の会長、事務局長、環境部長と、今回の多頭崩壊のお話をされ、自治会館にて７月（今月）に集合手術のご予定です。

【今後の課題】
・全頭捕獲して手術をする
・一気には無理なので順次保護し里親さんを見つける
・譲渡会を企画する

おじいさんに可愛がられていたネコたち、幸せをつかんでほしいと心より願います。

多頭飼育問題〜可哀想なネコ〜問題が絶えない・・・

今度は、海豆ママさんの元へ別の知人から「子猫連れのガリガリに痩せた猫が数日前から近所に現われた」という連絡が入り・・・

↓↓ やせ細ったお母さんネコと子猫

おじいさんのおうちのネコの集合手術に合わせて、この成猫も不妊手術されます。そのタイミングで子猫を保護される予定です。

一人で抱えるにはキャパオーバーされないか心配な海豆ママさん・・・

多頭飼育問題〜微力ではありますがご支援させてもらいました〜

今の蜜柑、これまで保護したネコ達で生活はいっぱいになっています・・・

微力ではありますが、出来ることとして「フードと手術費」をご支援させていただきましたので、ご報告いたします。

フード約１万円分をご送付しました。

現在、フードは沢山届いており、受付は一旦、ストップされています。

不妊手術費用等に充ててもらいたく、１５,０００円ご送金しました。

これからも、海豆ママさんの応援をし続けたいと思います。

多頭飼育問題〜不妊手術費以外にも医療費が必要〜

手術費用だけでなく、その他にも費用がかかります。

・ワクチン
・ノミダニ駆除
・保護時の医療費として便検査
・寄生虫の駆虫
・FeLV/FIVの検査等

海豆ママさん、ネコのお世話だけでも大変な中、ネコにかかる費用を自己負担されています。

多頭飼育問題〜ご支援をお願いできませんか？〜

もし、この記事をご覧になられて、少しでもご協力いただけるようでしたら、海豆ママさんのお振込み先を明記しておりますので、ご支援をお願いできますでしょうか。

■ゆうちょ銀行
記号 14340 番号 89361331
ﾜﾝﾌｫｰﾐｰﾀﾝﾊﾞ

【他金融機関からお振込みの場合】

■ゆうちょ銀行
【店名】四三八(読みヨンサンハチ)
【店番】438　【預金種目】普通預金
【口座番号】8936133

海豆ママさん、休むことなく、毎日奮闘されております。

みなさまから、ご支援・ご協力いただいたとしても、お一人お一人へお礼ができる状態ではないことお許しください。

【海豆ママさんより】
この子達が毎日おいしい御飯を食べられるのは、そして手術が受けられるのは応援・ご支援下さっている皆様のお陰です。

本当に本当にありがとうございます🙏🙏🙏
お一人お一人にお礼のメッセージができず申し訳ありません。

たくさんの温かいお気持ちを裏切らないように頑張ります✊
引き続き応援よろしくお願いいたします😺🍀

多頭飼育問題〜繁殖力が強いネコ〜

この多頭飼育崩壊は、社会問題になっています。

ネコが繁殖を繰り返し、飼育が行き届かず、不衛生な環境から問題が発覚するケースが多いです。動物愛護法違反の疑いで書類送検されるニュースもあります。

ネコの繁殖力は強くメスは
・１年間に２回～４回発情期を迎える
・１回に４匹〜８匹を出産する
・生後４〜１２ヶ月で出産する

あっというスピードで増え続けます。

これまで、地域で増えたネコ、家の中で多頭飼育崩壊された現場を蜜柑は目の当たりにしてきました。これまで仲間と一緒に１００頭以上をTNRしました。

TNRを行っていると
・目の不自由なネコ
・ケガを追ったネコ
・病気のネコ
・遺棄されたネコ
と出会うこともあります。

保護できる頭数には、個人で活動していると、限界があります。蜜柑は、できる範囲の活動を行っています。

多頭飼育問題〜大阪市街ねこ制度〜

大阪市には、「街ねこ制度」があります。このような取り組みがあることをもっと世間に広まり、不幸なネコがいない世の中になることを切に願います。

「大阪市では、所有者不明猫（いわゆる野良猫）を原因とする生活環境被害や無責任なエサやり行為による近隣トラブルなどの問題解決を目指して、地域のみなさんと行政が協働して取り組んでいく「所有者不明猫適正管理推進事業」を実施しています。
この事業は、所有者不明猫をこれ以上増やさない、そして、地域住民と猫が共生するという考え方に基づき、地元の合意のもと、猫の不妊去勢手術を行い、その一代限りの命となった猫を、地域の猫として地域のみなさんが主体となって適正に管理する取組みです。この取組みにより、所有者不明猫による様々な生活環境被害や猫の数が減っていくことが期待できます。

　このように、地域において適正に飼育管理される猫のことを一般的には「地域猫」と言いますが、大阪市では『街ねこ』と呼ぶことにしています。」出典：大阪市

↓↓ 詳しくは、こちらをご覧ください。

大阪市「街ねこについて」

多頭飼育問題〜「犬猫の理由なき殺処分ゼロ〜

多頭飼育でかえなくなった犬や猫は、動物愛護センターへ持ち込まれ殺処分されます。また、迷い犬・迷い猫など、拾われて警察へ届けられた場合、「拾得物」になります。飼い主が現れなければ殺処分されます。

「大阪市では、「犬猫の理由なき殺処分ゼロ」を目標に、引取り数の削減や返還譲渡の推進など様々な事業を実施しております。その結果、大阪市での犬猫の殺処分数は平成元年の9,631匹から平成28年は1,248匹となり、約87%減少しました。これまでの取組みをさらに推進していくため、行動計画を策定し、2025年までに「犬猫の理由なき殺処分ゼロ」の実現を目指します。」出典：大阪市

大阪市では、「犬猫の理由なき殺処分ゼロ」に向けた行動計画を策定されています。

↓↓ 詳しくは、こちらをご覧ください。

「犬猫の理由なき殺処分ゼロ」