片付けのコツ~収納から始めるのではなく~まずはモノの整理

皆さま、お元気ですか
勢力の強い大型台風が発生していますね。災害が起きないことを心より願います。また、私は、「防災・備蓄」を改めて見直しています。

今日は、「片付けのコツ」について、ご紹介したいと思います。整理収納アドバイザー・尾崎蜜柑は、この整理収納アドバイザーの資格を取得する前「モノの整理」から始めるのではなく、「収納」から始めていました。

だから、なかなか片付かず、モノに振り回される日々を送っていました。けれども、「整理」ができるようになり、整理収納アドバイザー・尾崎蜜柑は、大げさではありますが人生は変わりました。

目次

片付けのコツ〜収納から始めるのではなく整理〜整理収納ピラミッド図

「片付け」というと、案外、床や机の上などに出ているモノを見えないようにしまう。というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

「片付け」とは、辞書で調べると、「物を、適当な場所にきちんと入れ納める。乱雑に置かれている物をまとめ整える。」という意味になります。

片付けにも順番があるのです。収納をする前に「モノの整理」から始めます。

【整理収納ピラミッド図】

「モノの整理」は、ピラミッド図の土台でもある通り、一番重要な作業になります。

①「整理」・・・モノの仕分け、使っている・使っていない・保留(見直す)を判断

②「収納」・・・使っているモノを使いやすく収納

使うモノをすぐ使える状態にすることが大切ではないか。と私は考えます。

片付けのコツ〜収納から始めるのではなく整理〜モノの整理①自分の判断基準

「モノの整理」をするにあたり、自分の判断基準を決めます。
例えば、私の場合
「1年以内に使ったか? 使っていないか?」が私の判断基準になります。

使っているモノ、何年も使っていないモノが同じ収納場所へ混在していると、
・見つけにくい
・取り出しにくい
と言った原因になります。

洋服を食べ物に例えるなら、賞味期限の切れた衣類が今必要な衣類と同じ扱いになっていると言えます。使わない洋服を保留(見直す)として別の場所へ保管するだけでも、使い勝手が変わってきます。

片付けのコツ〜収納から始めるのではなく整理〜モノの整理②保留ボックス


「モノの整理」と言っても、使っていないから手放す。という決断がなかなかできないですよね。そのような時は、保留ボックス(見直しボックス)を作ります。

「保留ボックス」(見直しボックス)は、ご自身の分かりやすい名称で大丈夫です。
期限を決めて、1年後など、忘れずに見直しましょう。

処分して後悔するような思い出品や二度と手に入らないモノについては、心の決着がついてから手放しましょう。思い出や大切なモノは特別扱いしてくださいね。

片付けのコツ〜収納から始めるのではなく整理〜モノの整理③持つ数を決める

「モノの整理」で大切なことは、ご自身のモノの優先順位を決めて、持つ数を決める(モノの適正量)ことも大切。ついつい増えがちな洋服・・・

おうちの中に収まる容量には限りがあります。持つ数を決めてしまうと、管理しやすく楽になります。

整理収納アドバイザー・尾崎蜜柑の場合、洋服はハンガー40本と決めて管理しています。

クローゼットの中へ収まる数なので、あふれて困ることはありません。整理収納アドバイザーの資格を取得する前の私は、部屋の中へお洋服があふれて困っていました・・・^^;

片付けのコツ〜収納から始めるのではなく整理〜次に収納方法を考える

「収納」と言っても、色んな収納方法があります。また、自分の好みもありますよね。ご自身の好みに合わせてアレンジください。

キッチン、パントリー、リビング、和室、廊下収納、洗面所、トイレ、玄関、物置きなど、収納場所があります。適材適所へ収納することがベストな位置ですが、収納容量によって、全て入り切らないこともありますね。

そのような場合は、できるだけ使う場所から近い収納スペースへ収納するようにしましょう。

どの場所にも言えることは、
①パッとみて中に何があるかわかるように収納する(一目瞭然の収納)
②使いやすく戻しやすい仕組みを作る
③収納スペースの引き戸や扉前にモノを置かない
具体的にお話ししたいと思います。

片付けのコツ〜収納から始めるのではなく整理〜収納方法①一目瞭然の収納

パッとみて中に何が入っているかわかるように収納します。

・種類ごとに分ける(同じ仲間で集める)
例1)文具の場合
えんぴつ、ボールペン、マジックペン、消しゴム、レターセット、メモなど
例2)衣類の場合、トップス半袖、トップス長袖、ボトムス夏、ボトムス冬、ワンピース夏、ワンピース冬、冬小物、夏小物、夏肌着(エアリズム)、冬肌着(ヒートテック)、パンツ、靴下など

種類ごと(同じ仲間)で収納することで、探す手間が減ります。

・基本的に立てる収納
衣類を収納ケースの中へ平積みすると、下に何が入っているか?忘れてしまいませんか。立てて収納することで、パッと視覚で判断できます。また、全体量を管理しやすい、というメリットがあります。

衣類だけでなく、書類、日用品など他のモノも同じ考え方になります。

片付けのコツ〜収納から始めるのではなく整理〜収納方法②仕組み作り

使いやすく戻しやすい仕組みを作ります。

・奥行きを活かす
特に押し入れなど奥行きが深いと、出し入れが困難になりがち・・・手前のモノをどけないと奥のモノが取り出せない。となると、取り出すのが億劫になりますね。
押入れの衣装収納ケースを選ぶ場合、奥行きにムダのないサイズを選びましょう。

・容器の高さ(深さ)に注意する
容器の高さ(深さ)があると、たくさんのモノが収納できそうですが、深すぎると下の方へ何が入っているかわからなくなる事もあります。用途に合わせてサイズを選びましょう。

・使いやすい位置を探る
よく使うモノは、使いやすい場所や使いやすい位置へ収納します。もし、収納して「使いづらかった」としても、何度でもやり直すことができますから、諦めずにチャレンジしてみてくださいね。経験を積み重ねることで、スキルアップします。

「使いやすく戻しやすい仕組み」だと、モノを使ったあと、戻そうという気持ちが働きます。

これまで、整理収納アドバイザー・尾崎蜜柑は、趣味や生活スタイルの変化があると、収納場所を見直してきました。

「一度収納したら終わり」ではなく、趣味嗜好が変わったら、ゲーム感覚で再び収納を見直してみましょう!

片付けのコツ〜収納から始めるのではなく整理〜収納方法③収納スペースの前をふさがない

モノが増えていくと置く場所がなく、ついついクローゼットや押入れなど、収納スペースの前をモノでふさいでしまっていませんか?クローゼットの前にベットなどの家具を配置すると、クローゼット へのモノの出し入れは、困難になります。収納スペースの前は、モノでふさがないようにしましょう。

片付けのコツ〜収納から始めるのではなく〜まずはモノの整理のまとめ

使っている、使っていない、保留を分ける、「モノの整理」は、モノを所有している持ち主さんにしかできないことですね。
「でも悩むわ」、「手放しづらい・・・」というような方へのアドバイスを「かたづけねこの手」ではお手伝いしております。

ぜひ、この機会に「モノの整理」を行なって見ては如何でしょうか。

●モノの整理を行う
①自分の判断基準を決める
②保留ボックス(見直しボックス)を作る
③持つ数を決める(モノの適正量)

●収納方法を考える
①パッとみて中に何が入っているかわかるように収納する
・種類ごとに分ける(同じ仲間で集める)
・収納の基本は立てる(後ろへ隠れず見渡せる)

②使いやすく戻しやすい仕組みを作る
・奥行きを活かす
・容器の高さ(深さ)に注意する
・使いやすい位置を探る

戻すのが億劫になるようなら
・収納場所が遠い
・戻しづらい位置
・手前のモノをどけないと取れない
などの原因があるかもしれません。

③収納スペースの前をふさがない

「片付けのコツ」がわかれば、誰にでもできるようになります。最初はためらっても、「モノの整理」、「収納方法や収納場所を考える」を続けていると、少しずつ上達してきます。

それでも、「やっぱり苦手」という方は、「かたづけ ねこの手」までお問い合わせください。

「片付けのコツ」について、私の事例を交えて、こちらでもご紹介しております。宜しければ、ご覧ください。(2018.12.22のブログ)

「収納グッズの選び方」については、こちらでご紹介しております。宜しければ、ご覧ください。(2019.12.24のブログ)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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