片付けのプロから見た収納グッズ~使いづらいものあるある~


梅雨も明けてかなり蒸し暑くなりましたね。おうちの中だと、油断しがちな体感温度。熱中症対策のため、温湿度計チェックも日頃の習慣に加えて見られてはいかがでしょうか。

定期的に依頼を頂くO様。「身内では捨てるよう言ってしまい、ぶつかってしまうけれど、来てもらうと全然違います。キレイになりました。ありがとうございます!」と仰って下さいました。O様、いつもありがとうございます。

整理収納アドバイザーである私は、これまで数々のおうちへお伺いする中、使いづらい商品を目の当たりにすることもありました。こんな時、こんな点に気をつけて商品を選ぶなど、これまでの経験をふまえてご紹介したいと思います。ご参考になれば幸いです。

目次

片付けのプロから見た収納グッズ〜使いづらいものあるある〜奥行きサイズ

クローゼットや押入れの奥行きより、収納ケースの奥行きがかなり小さいと、せっかくの空間を活用できず、もったいないですね。

例えば、奥行き80cmの押入れにクローゼット用の収納ケース奥行き39cmを収めてみると・・・

押入れの後側に41cmの隙間ができます。収納ケースの後ろ側へ何かモノを入れるならスペースの活用もできます。

↓↓ クローゼット用収納ケース

押入れには、押し入れ用収納ケースがオススメになります。

収納ケースの「深さ」の選び方について、このあとご紹介しております。

片付けのプロから見た収納グッズ〜使いづらいものあるある〜高さ(深さ)の活用

「収納ケースの高さ(深さ)がある方が沢山のモノが入る」と思われている方も多いのではないでしょうか。

実は、「高さ(深さ)」は重要なポイントになります。

衣類の収納ケース。高さ(深さ)30cmは、寝具、バスタオル、厚手の衣類、思い出などを収納するのに適しています。

もし、ここへTシャツをたたんで入れたら、上段と下段の2段入ります。沢山の量が入りそうですが、下段のTシャツは取り出す手間もあり、ついつい忘れてしまうこともあります。

衣類の場合、
・高さ(深さ)20cm前後はトップス類など
・高さ(深さ)約18cmは下着・小物類など
収納するのに適していると言えます。

この「高さ(深さ)」が大きければ良いのではなく、用途に合わせて使うのがベストになります。

↓↓ 深さ約17cmのケースへ文具を入れたら・・・探すのは大変・・・

ダイソーで購入した、このケース。蜜柑の家では、洗面所では消耗品のストック、下着入れなどで重宝しています。

細かい文具やよく使う物は、こんな感じでまとめています。

↓↓ 左から、パソコンの電源、社印、ペン

↓↓ 左から、電卓とホッチキス、お線香、はさみとカッターと猫用レーザーポインタ

↓↓ ご紹介した商品は無印良品 ポリプロピレン小物収納ボックス


ミニマムな暮らしを目指す整理収納アドバイザーの私。少しずつ物量が減っています。

私の場合、使いたいモノへスッとたどり着いてパッと取り出したいため、出来るだけ1アイテム1収納になるよう意識して収納しています。

↓↓ 毎日使用する靴下と下着は放り込み方式にしています

時間がないと、たたんでしまうのは大変ですよね。「たたまず入れるだけ」は楽チン!おおざっぱな私の性格に合っています。

「自分の部屋は、自分が良ければ、それで良し!」 でも、もし片付け方がわからないなど、収納にお困りの方は、「かたづけ ねこの手」までご相談ください。

片付けのプロから見た収納グッズ〜使いづらいものあるある〜収納ボックスフタ付き

収納ボックスフタ付きへシーズンオフの衣類を入れておられる方も多いのではないでしょうか。

↓↓ 上からフタを閉めるタイプの収納ボックス

このケースをいくつか部屋の中へ積み上げた場合、使いたいモノが下の方にあったら、上に重ねたケースを一つずつ降ろしてモノを取り出すことになります。

その点、引き出し式タイプだと同じサイズで揃えておけば、シーズンオフになっても、ケースごと差し替えるだけですみます。

おうちにフタ付きケースがある場合、あまり使わない(年1回出番があるかないか)アイテムを入れてご利用されることをオススメいたします。

例えば・・・大量にあるタオル、寝具の2軍、思い出など

片付けのプロから見た収納グッズ〜壊れやすいものあるある〜パイプハンガーの耐荷重

パイプハンガーは、とても使い勝手の良い便利な商品です。

けれども、耐荷重10kg未満の商品になると、脚部分が差し込んであるだけなので、衣類の重さに耐えきれず外れているのをよく見かけます。

値段も高額ではなく耐荷重30kg以上あるような商品もあります。ぜひ、対荷重も考慮してご購入頂くと良いかと思います。

多忙な毎日を送っていると、洗濯して乾いた衣類をたたんで収納ケースへしまうのは、とても面倒くさい作業ですよね・・・

クローゼットの中がいっぱいで掛ける場所がない時、パイプハンガーは、入りきらないお洋服を掛けられるだけでなく、物干しスタンドの代わりにもなります。

たくさんの種類のパイプハンガーがありますので、ご自身のご希望にあうメージの商品を探されてはどうでしょうか。

片付けのプロから見た収納グッズ〜使いづらいものあるある〜パイプハンガーダブル

パイプハンガーダブル(上下2段ではなく、奥側と手前の2列タイプ)を使われている方も多いのではないでしょうか。

実用性をお聞きしてみると・・・

・部屋の中でかなり場所を取っている
・奥側にある洋服を忘れてしまい、着ていない

というお返事を頂くことが多々あります。

パイプハンガーダブルは収納量2倍に思えますが、意外といいことばかりではなさそう・・・
と思っていましたが、使いこなす方法もありましたのでお伝えしたいと思います。

それは!

①人別で使い分ける方法になります。
例えば
・奥側をママ用
・手前側をお子様用
など

②アイテム別で使い分ける方法もあります。
・奥側をボトムス
・手前側をトップス
など

パイプハンガーの奥側と手前側に何が掛かっているか明確に把握できれば、使いづらいを解消できそうですね。

片付けのプロから見た収納グッズ〜使いづらいものあるある〜まとめ

容量が大きい便利そうなグッズは沢山ありますね。でも、容量が大きいということは、サイズも大きいので、部屋へ置いてみると、かなり圧迫感が出ることもあります。結果的に部屋の中で使いづらい・・・ということにならないためにも、収納グッズは慎重に選びたいものです。

収納グッズを購入する際のポイント!

・置く場所や用途により奥行き、高さ(深さ)を使い分ける
・耐荷重があるものは耐荷重を考慮する
・使いたい物がサッと取り出せるグッズを選ぶ

などをご検討の上、ご購入ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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