掃除のコツは毎日5分のサッと一拭きを習慣化【掃除編①】

5月に入り、日中はかなり暑くなりました。
大量に処分したいモノがあるお客様の依頼でお手伝いへ行ってきました。
でも「捨てる」「捨てない」を決めていらっしゃったので、腰高まであったゴミ袋も2時間ですっきり処分。
こういう「捨てる」「捨てない」の判断の速いお客様の場合は、スムーズに作業がはかどります。
さて、今日は掃除を毎日の習慣にすると、どんな良い事があるのか、「きれいをキープするコツ」をご紹介します。

↓↓この図の中の『掃除』の部分になります。

目次

掃除のコツ〜掃除は身なりを清潔に整えるのと同じように習慣にする

「掃除って本当に大変!」
ひょっとするとあなたはそう考えていらっしゃるかもしれませんね。
「掃除するんだ!」そう気合を入れないとできない。
でも、やらなくちゃ仕方ない・・・。

日々そう思っているあなたに、家事の合間に5分の一手間で汚れのないキレイなお部屋をキープして、快適な空間で毎日を過ごす方法をお伝えしたいと思います。

そして読み終えた後に、あなたが掃除を「たいしたことではない」と感じてもらえれば嬉しいです。

↓↓冷蔵庫周りのホコリの写真。ホコリは意外にたまります。


整理収納アドバイザー・蜜柑と名乗っていますが、実はそんな私、昔はテレビ画面や家具についているホコリ、冷蔵庫周りのホコリなども気にならないタイプでした。

「汚れていたって生活はできるし、時間のある時にしよう」と先延ばしにしていました。

ホコリも気にならない私が「なぜ、掃除の仕事までできるようになったのか?」

この「整理収納アドバイザー1級」の資格を取得した当初、片付けを仕事として生活できると思っていませんでした。それが、先輩からアシスタントの仕事をお声がけ頂き、夢に見るような気持ちで仕事をさせてもらったのがきっかけでした。

子供の頃から、近藤典子さんに憧れていたので、お片付けの仕事ができることは、心の底から嬉しくて感動しました。それから「片付けを仕事にしよう!」と奮起し、約2年間は他の仕事と掛け持ちしながら必死の思いで働きました。

すると・・・
『掃除』は最初にご覧いただいたビラミッド図の通り、整理収納の上にあります。

整理収納アドバイザー・蜜柑は、昔から『片付け』は大好きでした。
『片付けと掃除』は、私にとって『仲良しセット』で家の掃除もちゃんとできているつもりでした。

でも今思えば、本当の意味で『掃除』はできていなかったのです。

一見片付いていた部屋は、モノが多くて気がついていないホコリや汚れがいっぱいだったのです。過去の私に欠けていたのは、

1.ホコリが目につかないほど使わないモノが多かった(捨てることが苦手)
2.好きな片付けと掃除はやっているつもりだった
3.モノに隠れたホコリや汚れが目に入っていなかった

こんな私は・・・
1.モノを減らして部屋をすっきりさせた
2.気づかなかったホコリや汚れが目に止まるようなった
3.ホコリや汚れが目に止まったら、気がついたときにサッと掃除するようになった

これを身を以って経験し「モノを減らして部屋が片付くと、汚れが目につく」ようになったわけです。そして気がつけば片付け、整理収納からお掃除までの全般を仕事にするようになっていました。

1.モノを減らす(捨てる、あげる、リサイクルなど)
2.モノの定位置を決める(整理収納)

これができると時短簡単のサッと掃除ができて「掃除って本当に大変!」

そう思っているあなたも、掃除なんてたいしたことではないと思っていただけるのでは・・・

サッと掃除をしていて「掃除はたいしたことではない」と思う私が特別なのではなく、お客様の中にも片付け作業が進むに連れて、一生懸命お掃除されるようになる方はたくさんいらっしゃいます。

朝起きて、歯を磨く。
あるいは夜お風呂に入る。
こういう自分自身を清潔に保つことは、ほとんどの人が毎日の習慣にされているでしょう。

1.モノの必要・不必要を考え、適正量までモノを減らす(捨てる、あげる、リサイクルなど)
2.モノの定位置を決めて収納する
3.使ったモノは必ず定位置に戻す
4.そしてその場所が汚れていたらサッと拭く
5.生活スタイルや好みが変わったら1.から見直す

これを日々の習慣にしていけば、あなたも「掃除は大変」派から「掃除はなんでもないこと」派に、きっと変わっていけるはずです。

モノの必要と不必要を考え、使っていない不必要なモノを手放した時、あなたの手元に残ったモノ。これはあなたにとって大切なモノのはず。

手元に残った「今、使っている好きなモノ」の上にホコリや汚れがついているのが目に入り、「大切なモノをきれいにしたい!」と思うようになればもう大丈夫!

大好きな〇〇をホコリや汚れから守りたい気持ちが大きくなって、サッと一拭きしたくります。すると、すっきりと片付いた部屋をサッと掃除で「きれいをキープ」したくなって行くでしょう。

それでも、どうしても時間的に余裕がなかったり、掃除が苦手な方は、プロへ依頼されるのも一つの方法かと思います。

↓↓キッチンの吊戸棚の中 適正量だと掃除がしやすく美しく保ちやすい

※キッチンの吊り戸棚の中は、2018年6月に発生した大阪府北部地震後、整理収納アドバイザー・蜜柑は食器の定位置、モノの持つ量を見直しました。こちらのブログでご紹介しております。宜しければ、ご覧くださいませ。(2018.07.21のブログ)

掃除のコツ〜あなたのおうちは、AタイプorBタイプのどちらでしょう?

↓↓Aタイプ.このようなイメージに近いでしょうか。

「美しい部屋」「きれいな空間」「すっきり!」
あぁ、なんてすがすがしくて気持ちがいいのだろう。
そう思いますよね。

↓↓Bタイプ.それとも、こんな感じの方が近いでしょうか。

部屋の中はモノであふれ、片付けて掃除しようにも、どこから手を付けていいの分からない。という状態です。

・モノが多いと見慣れてしまう
・モノに隠れて汚れが気にならない
・掃除がしづらい
と悪循環になります。

あなたのお部屋がもしもBタイプだったなら、まず冒頭のピラミッドの図の通り、一番土台である『整理』の部分をやってみましょう。

使っている、使っていない。捨てる、あげる、リサイクルなど
いつか使うかもしれない(見直しボックスを作る)、今使う
絶対に必要なモノ、今は必要ないモノ(年に1回など使用頻度の低いモノ)
そうやってモノを仕分ける作業からスタートしましょう。

部屋全体、家全体でお話すると・・・
足の踏み場もないほど散らかっていた部屋でも、、、

1.使っていない不必要なモノを手放す(捨てる、あげる、リサイクルなど)
2.手元に残した大切なモノに定位置を決めて収納する
3.すっきりときれいな部屋に片付いた後、部屋の隅のほこりや汚れが目に止まりやすくなる

そして・・・
毎日の時短簡単サッとお掃除でキレイに過ごしやすいお部屋を手に入れましょう。

掃除のコツ〜汚れの段階について〜

汚れにはサッと簡単に掃除できるものと、そうでない物があります。
下の表の第1段階までは、サッと簡単掃除で大丈夫。
でも汚れがの段階が進むに連れて、サッと・・・ではすまなくなってしまいます。

汚れには段階があります。

1段階カラ拭きホコリが材質へのっている状態
2段階水拭きホコリが材質へくっついた状態
3段階洗剤拭きホコリと油などの汚れが固まった状態
4段階強力洗剤又は材質を削る硬く固まって取れにくい汚れが材質に染み込んだり、頑固にくっついた状態
5段階お手上げ修復や買い替えが必要

洗剤だけで取れる程度ならいいですが、長い時間が経てば経つほど、汚れは取れにくくなります。
第2段階の水拭きで汚れを取り去っておけば、強い洗剤は使わずにすみます。
汚れは溜めない方が労力も時間も掛からずキレイになります。

毎日のこまめな掃除を心掛けて、ごしごし洗いの嫌なストレスから、さよならしましょう。

掃除用洗剤の「◯◯用」を一式揃えておられる方も多いですが、種類別に持たなくいいのです。お風呂用、キッチン用、トイレ用、窓ガラス用など…

専用洗剤だから、その場所の汚れが取れるものだと思われているかもしれません。
しかし、汚れにも種類があります。どんな汚れかを見て洗剤を選びます。

専用の洗剤だからといって、その場所のすべての汚れがとれるとは限りません。

そして、私は気付きました。
場所ごとの沢山の洗剤は持たなくても、簡単に掃除はできる。と!

今では、毎日、隙間時間を見つけて、時短簡単掃除をしています。

掃除のコツ〜きれいをキープするための私の1日と掃除タイム〜

ここで私、蜜柑のある一日を紹介しますね。

7:00起床
ネットニュース&SNSチェック
猫のお世話&掃除
・トイレ掃除、水替え、朝食
・一匹ずつおやつ
洗面所での化粧後、サッと拭く
キッチン使用後、サッと拭く
トレイ使用後、便器内をブラシでサッと洗う
部屋の掃除機【約5分】
身支度して外出
10:00仕事
17:00帰宅
猫のお世話&掃除
・トイレ掃除、水替え、夕食
・一匹ずつおやつ、容態の悪い子へ一日置きに皮下点滴
部屋の掃除機【約5分】
洗濯
お風呂&スクイージーでサッと水取り
19:00夕食の準備&夕飯
21:00事務仕事
ネットニュース&SNSチェック
猫のお世話&掃除
・システムトイレを洗う(月4回)、水替え
部屋の掃除機【約5分】
・フローリング水拭き(数日置き)
・トイレ掃除(数日置き)
1:00就寝

■掃除機は一日のトータル15分くらい

↓↓キッチンの洗い物を終えたら水滴はサッと拭く(右側の食器は全て猫用)

我が家は保護ネコが多いため、毎日の掃除を怠ると、とんでもないことになります。日々時間との勝負の中、ネコのお世話や掃除タイムを捻出しています。

大切なポイント! 『汚れをすばやく見つける』。すぐであれば、たいていは水拭きで落ちます。

掃除のコツ〜放置すると手強い汚れ3つ〜

汚れの中にも単なるホコリだけでなく、手強い汚れもあります。
特に以下の3つは重症化すると大変になる汚れです。
1.油汚れ
2.水あか
3.カビ

掃除のコツ〜油汚れについて〜

キッチンは一番「お掃除が大変!」と思う場所ですね。
特にお料理中に飛び散った油がこびりついたガスコンロ周り。
油や汚れた空気を吸った換気扇。
この二つをキレイにキープするのは、なかなか難しいです。

コンロは一日の終わりにサッと一拭きで、油のこびりつきをある程度防ぐことはできます。
でも換気扇、特に下の写真のようなシロッコファンと呼ばれるものは、毎日掃除というわけにもいかず、時間の経過と共にギトギト汚れになってしまいます。
こういう特殊なものはお掃除のプロへ頼むのも一つの方法です。
でも、コンロ周りは前述の通りサッと一拭きで、油汚れのこびりつきは防げます。

↓↓換気扇のシロッコファン

掃除のコツ〜水垢について〜

鏡を見るとなんだか白いウロコのような点々が!
鏡もなんとなく曇っているし・・・。
こんなことはありませんか?
この白いウロコの正体は何なのか?
ご存知でしょうか?

水道水に含まれるカルシウムやケイ素などが水が蒸発したときに残ったものなのです。
よく言われる水垢というものですね。

石灰(炭酸カルシウム)やシリカスケールなどとも言います。
一般的には水垢と呼ばれることが多いですが、主な成分は石灰。

決して不衛生というわけではありません。

水滴がつく →   乾燥する → また水滴がつく → 乾燥する
これを繰り返していると、なかなか取れにくい手強い水垢になってしまいます。

水垢が多い場所として水回りです。洗面所、蛇口、鏡、電気ケトル、ポットなど

↓↓お風呂の小物掛け こんな所に水あかが付きやすい!

この水垢は、ある洗剤と出会うまで「強固な水垢汚れについては取れない」と、
正直諦めていました。

詳しい洗剤の種類については、「片付けコラム 掃除編②」でご紹介しております。
頑固な水垢汚れの洗剤については、こちらをご覧くださいませ。(2018.05.18のブログ)

掃除のコツ〜カビの原因〜

蜜柑は、お掃除のことを学んでいくうちにカビは、アレルギーや喘息を引き起こす原因でもあることを知りました。

カビの発生原因
・人間が快適な温度
・湿度60%以上
・栄養分(ホコリや汚れなど)

掃除のコツ〜カビについて〜

お風呂の排水溝、トイレのタンクの中。
ちょっと覗くのが怖い場所ではありませんか?
恐る恐る覗いてみたら・・・?

そう、排水溝もトイレのタンクも真っ黒なカビがいっぱいだった。
もう触るのも嫌!

そんな状況になる前にカビは退治したいものです。

例えばお風呂、お風呂に入った後、お風呂を出る前に乾いた雑巾やスクイージーで水滴を取り除くことでカビを防ぐことができます。あとは、換気をしっかり行います。蜜柑の場合、夏は1日中換気しています。でも、冬は寒いので3時間くらいです。できれば、1日中換気できると、カビの発生はぐんと抑えられます。

少しカビが発生しても、前述の「汚れの段階」でご紹介した通り、まだ新しいカビなら、水拭き、洗剤でも落とせます。

しかし、お風呂場の目地やゴムパッキンの中へ長い時間をかけて根深く繁殖したカビは取れないことが多いです。そうなると、目地を白く塗ったり、パッキンを取り替えたりしなくてはなりません。

「もう大変だ!」と思ってしまいますよね。

↓↓トイレのタンク内の様子 開けてまで見たくない場所ですね。

湿気の多い、見えていないこんなところにも、カビは発生しています。

また、湿気がこもりやすい場所として、靴箱、押入れ、キッチンシンクの下、洗面所の下なども注意が必要です。湿気ているようでしたら、除湿剤を置かれるといいですね。扉を開けて換気する日を作るのもいいでしょう。

掃除のコツ〜家電のカビに要注意〜

特に家にあるエアコン、加湿空気清浄機、加湿器などの家電の中はカビがいっぱい!

蜜柑の家のエアコン、保護ネコのためにフル活用しています。なので、年1回くらいのペースでエアコン清掃のプロへ頼みます。

↓↓エアコン清掃前

こんな様子を見ると、カビの心配を考えます。

↓↓エアコン清掃後

キレイになり、スッキリしました。

↓↓エアコン清掃後の汚れた水

去年、エアコン清掃してもらっていたので、真っ黒な水ではないので、ホッとした蜜柑でした。

↓↓エアコン清掃中、気になったのか、保護ネコのたまこさんが見ていました。

掃除のコツ〜病気予防の掃除〜

整理整頓されて一見片付いているように見える部屋。
でも・・・
ホコリや汚れに気づかずにそれを放置しておくと汚れが取れにくくなるだけではありません。
ホコリにはウィルスや細菌が潜んでいて健康被害の元でもあるんです。

ハウスダストアレルギーの原因として、
・ホコリ
・カビ
・細菌
・虫の死骸やフン
・ペットの毛
・フケ
・ダニ
などが考えられます。

特に小さい子供さん、高齢の方、若い人であっても免疫力が弱っていると、その影響が出やすくなってしまいます。

時間と共にひとつの汚れではなく、2つ3つと複合されて強固な汚れとなり、お手上げになるケースが多いです。とは言っても、
人体への被害が出ると、話は変わります。掃除習慣で健康を手に入れてもらえると嬉しいです。

掃除のコツ〜掃除をやる気にしてくれる蜜柑おすすめ音楽〜

軽やかなメロディーの「Soeur Plus!」 のアルバムは蜜柑おすすめです(^^♪
でも、音楽なしで集中したい方もいらっしゃいますね。あたなの好みでどうぞ聞いて下さい!

アルバムの中から、「Jolly Jumper」

掃除のコツ〜「掃除の習慣化」を後押ししてくれる言葉〜

「掃除を習慣にするなんて、大変…」と思われながら読み進めて下さっている方もおられると思います。
自分を変える方法として、マザー・テレサさんのこんな名言があるのでご紹介させて頂きます。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

マザー・テレサ

「サッと一拭き掃除を習慣化しよう」という意識を持ってもらうことで随分、思考が変わると思います。『思考』『行動』、そして『習慣』として変えていけるといいですね。

掃除のコツ〜まとめ〜

・整理から行い部屋を片付けてから掃除
・汚れをすばやく見つけて効率よく小掃除
・衛生的な環境で健康に暮らしましょう!

お部屋のキレイをキープするには、まず毎日サッと一拭き。

気付いたホコリ・汚れ・水滴は、その時、5秒の一手間で「掃除はたいしたことではない」に繋がります。これが効率よく掃除をすることに繋がっているのです。

毎日、サッと一拭き行動を続けていると、習慣が身に付くようになります。

水拭きや洗剤で取りきれる段階で掃除すれば、強力頑固な汚れ用洗剤なんていうものも必要ありません。

どんな洗剤がおすすめか、詳しい洗剤の種類、掃除方法(掃除の仕方)、掃除グッズなどについては、「片付けコラム 掃除編②」でご紹介しております。

↓↓こちらをご覧ください。(2018.05.18のブログ)

『かたづけ ねこの手』では、「どこから片付けよう」とお困りのあなたの汚部屋掃除、ゴミ屋敷片付け、モノ部屋片付けを真摯にサポートいたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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