ハウスダストアレルギーの原因は片付けられないことにあった?その対策ってどうするの?

「かたづけ ねこの手」の整理収納アドバイザー・蜜柑です。
先日のコラム記事で「捨てられるタイプと捨てられないタイプ別」に整理収納アドバイザーができることを紹介しました。(2018.04.08のブログ)

結論から言えば、整理収納アドバイザーにできることは・・・
ご依頼いただいたお客様のご希望に沿って、より快適な空間で暮らして頂けるようお手伝いすることです。

この記事では、部屋が物で溢れてしまい、その結果ゴキブリ、ダニ、ノミ・・・といった虫まで発生してしまったケースについて、どんなお手伝いができるかお話したいと思います。

目次

ハウスダストアレルギー〜片付けられないとお部屋やおうちはどうなるか〜

片付けられないと住んでいる空間は、モノで溢れかえってしまいます。
お客様のおうちへ訪問し、モノが玄関まで溢れており、玄関のドアや部屋の扉がわずかしか開かないというケースがあります。
そして、おうちへ入ると、廊下からモノの山で奥の部屋は見えません。天井近くまでモノが積み上がっているため、モノの山を踏み越えて入ります。

モノが増えすぎると、どうなるか…
時としては健康被害にあってしまうケースもあるかもしれません。
そうなってしまったら、怖いですね…

モノが溢れている

掃除をしようにもできない

不衛生になる

ホコリにより、ダニ、ノミ、虫の温床になる
湿気により、カビが繁殖する

この図式のように、モノが溢れるということは健康面で決して好ましいことではありません。
畳やフローリング、布団や枕へカビが発生していることもあります。

ホコリ、ダニ、ノミ、カビなどがお部屋やお家のモノに紛れて増えていくと、アレルギーを発症することは珍しくはありません。

ハウスダストアレルギー〜原因は片付けられないお部屋やおうち?〜

部屋が片付けられないことが、アレルギーに結びつくの?
そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし最近の機密性・断熱性の高い住宅では、
 布団やじゅうたんなどに潜むダニ
人やペットの毛、フケ、虫の死骸やフン
室内の空気中のカビや細菌
室内へ侵入した花粉
(出典:タケダ健康サイト

以上のダニ、虫の死骸やフン、カビ、細菌などをハウスダストと呼び、これらがアレルギーの原因となると言われています。

↓↓物が手放せない生活を続けると物は増える一方

カビもハウスダストの原因! アスペルギルス症とは?

カビの一種であるアスペルギルス・フミガタス(アスペルギルス・フミガートスともいう)が引き起こす、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症があります。

アスペルギルス症とは?

アスペルギルスは自然界に広く存在しているカビ(真菌)の一種です。通常は人に対して病気の原因とはなりにくい菌ですが、免疫力が低下している人や肺に空洞性の病変がある人では菌を吸い込むことで肺の感染症を引き起こします。またアスペルギルスに対してアレルギーを持っている場合も菌を吸い込むことでアレルギー反応による病気を発症します。その中で喘息患者に特異的で気管支や肺に対する過敏反応による病気にアレルギー性気管支肺アスペルギルス症があります。アスペルギルスには多くの種類がありますがその中でこの疾患の原因となるのはアスペルギルス・フミガートスという種類です。また稀にアスペルギルス以外のカビに対しても同様の病気を発症することがあります。

(出典:一般社団法人日本呼吸器学会

生活の中で普通に存在しているカビになりますが、吸い込む量が多いとアレルギーを発症しかねません。
免疫力が著しく低下していたり、アレルギー体質の方に発症しやすくなります。治療が遅れると死に至る呼吸不全を起こすこともあります。

それでは、「アスペルギルス・フミガタス」は部屋のどのような場所に潜んでいるのでしょうか?

家具と壁のすきま家具と壁がピッタリ密着していると、風通しが悪くカビが生えやすい。すきまを空けて、少しでも通気を確保したい
ベッドの下人は一晩に200ccもの汗をかく。当然ながらマットレスの下は湿気がたまり、カビの温床になる。布団を干す、マットレスを上げる等の管理を徹底しよう
エアコンの中エアコンの内部に.カビがたまるので、こまめに掃除することが大切。素人では奥まで手が届かないので、クリーニング業者に依頼するのが理想的。もちろん、掃除しないまま1年ぶりに使うのはもってのほか!
掃除機の中掃除機の中はホコリの温床。きれいなフィルターでなければ、せっかく掃除してもカビをまき散らすことになりかねない
押入れの中閉めっぱなしになりがちな押し入れは通気が悪い。布団が湿気を含む上、湿気の逃げ場がなく、ホコリの中にカビが棲みついてしまう
(出典:日経Gooday

見える場所は掃除できますが、家電製品の中だと、気が付かないこともあるかもしれません。
エアコンにおいては、簡単に外せるフィルター清掃だけでなく、内部清掃をプロへお願いした方が良さそうですね。

↓↓エアコン清掃のプロへ頼むとすみずみまできれいになり安心

 カビはどのような条件で増えるのか?

カビは、温度20℃~30℃、湿度60%以上あると急激に増えます。

結露は要注意!カビの原因になります。カビを餌とするダニまで増える可能性があります。結露防止シートや結露給水テープなどを利用したり、水滴を拭きとることをおすすめします。

冬は乾燥しているからと、お風呂の扉を開けるのはNGです!
あっという間に湿度80%以上になります。

お洋服がとても好きなお客様がおられ、冬場、お風呂の扉を開けておられた所、気が付いた時には、お部屋へ置かれていた、ほとんどの洋服にカビが発生していました。

部屋には、温湿度計を置いて管理されることをおすすめ致します。

ハウスダストアレルギーにならない部屋にするためには?

アレルギー症状が出てしまう前に、できればハウスダストアレルギーにならないお部屋やお家にしたいものですね。
もうすでに症状が出ている方であっても、アレルギーの原因となるダニ、虫の死骸やフン・・・そう行った原因物質を取り除くことで症状は軽くなるかと思います。

その原因物質を増やさないようにするには、どうしたらいいのか?
それは、普段からホコリやカビを増やさない生活環境に加えて、こまめな掃除をできるだけ心がけることです。

ホコリやカビを増やさない生活環境とは、
●収納スペースから溢れる量のモノを持たない
●床にモノを置かない
●湿度と換気に気を付ける
床にモノが溢れている状況では、掃除をしたくてもできません。
掃除がしやすい環境をつくることで、きれいをキープしましょう!

「床に溢れたモノは、どうすればいいの?」
目安として1年以内に『使っている・使っていない』、『必要・不必要』という判断になります。

この判断を悩むお客様からの依頼もあります。ご安心ください。その際、アドバイスさせて頂きながら一緒に作業を進めます。
そして、使用頻度、優先順位をお伺いし、収納スペースへ入る量を適正量と決めて指定席を作ります。

↓↓モノが沢山あると、どこから手を付けていいのか悩みますね。

『かたづけ ねこの手』では、物が溢れているお客様のためのサポートを行っております。
詳しくは最後にリンクしている『ゴミ処分お手伝い型片付けサービス』をご覧ください。

掃除ができる環境になったら、カビや虫が発生しないよう、以下のことを行いましょう。
●食べた物やゴミはすぐ片付ける
●ゴミ出しはタイムリーに行う
●こまめな掃除を行いきれいに保つ
虫が好まない環境をキープすることが大切です。

ハウスダストアレルギー〜片付けたいけれど虫が恐いあなたへ・・・〜

整理収納アドバイザー・蜜柑も虫は好きではありません!けれども、お客様がお困りであれば、虫をやっつけながら作業を進めて参ります。

大量発生していた虫…
●ゴキブリ
●コバエ
●紙魚(好物、本や紙製品など)
●ヒメカツオブシムシ(好物、オーガニックコットン、絹織物、ウールなど)

お客様の中には、エアコンの後ろへ逃げ込んだゴキブリが怖くて、3年間エアコンをつけずに生活されている方もおられました。熱中症になっていたら、大変でした…

お片付け中、虫が出ても蜜柑がいれば大丈夫!お気軽にお電話ください。

ハウスダストアレルギー〜まとめ〜

モノが多いと掃除ができません。やる気もでません。
まずは、モノを減らして掃除しやすい環境を作ることで、心地よい空間と衛生的な環境を手に入れましょう!!

カビは湿気を好みます。お風呂は24時間換気、お部屋は温湿度計で管理しましょう。
そして、ハウスダストの原因を最小限にとどめましょう!

『かたづけ ねこの手』では、汚部屋、ゴミ屋敷、モノ屋敷でお困りのあなたのご要望に応じたサポートを行っております。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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