片付け・収納をアドバイス!片付けられない主婦サポート実践記録 NO.1

昨年(2017年)12月にご依頼いただいたお客様は「自称・片付けられない主婦」とおっしゃる、Eさん。
ご主人と3匹の保護猫と一戸建ての大きな家に住んでいらっしゃいます。
間取りは一部屋が10畳以上ある二階建ての3LDK。
他に10畳以上の広さの納戸(物置)もあります。

家が広いこともあって、Eさんご自身も、ご主人も「ちょっと気に入ったら気軽に物を買ってしまう」タイプ。
物の量は多いお宅でした。
Eさんは50代後半。

体力的なこと、40代の後半から膝や腰の手術を3度受けて2階の部屋の階段の上り下りが辛くなったことから、家の中が一気に散らかり始めたそうです。

この記事では、「かたづけ ねこの手』の整理収納アドバイザー・蜜柑猫の手アシスタント(katazukecat)が、ご依頼主Eさんの許可を得て、Eさん宅の片付けと収納のアドバイスについての記録をお届けします。

目次

片付けられない主婦サポート実践記〜片付け・収納アドバイス〜

片付け・収納のご依頼ポイント

Eさんのご依頼のポイントは・・・
寝室兼ご自分の洋服収納に使っている部屋を片付けたい
ということでした。

Eさんは洋服が大好きで、とにかく洋服は捨てられない!と思っていたそうです。
それでも片付けることが体力的に大変になる前になんとかしなくては!と思い、半年程前からご自身で洋服を選別して
●1年間着ていない服
●これから1年着る予定のない服
は買取業社に依頼して処分されていたそうです。

結果、洋服の数は半分ぐらいまで減らしたものの、うまく片付けられずベッドの上やあちこちに散乱した状態になり「片付けと収納を手伝ってください」とご依頼いただきました。

自称・片付けられない主婦、Eさんのプロフィール

Eさんはご依頼いただくまでに・・・
こんな散らかった家に他人に来ていただくのは恥ずかしい。
ずっとそう思って「処分する物」「置いておく物」を分けて、「処分する」と決めた物は宅配便で買取業者に送っていたそうです。

だから「洋服は半分ぐらいまで減った」そうです。
「処分する」と決めた物に執着はないけれど、気に入って購入した洋服をゴミにするのだけは悲しい。
誰か使ってくれる人があれば、処分することに後悔はない。

そう思っていたものの、なかなか作業がはかどらず、大切にダンボールにしまっていたものを取り出して「いる」「いらない」を考えているうちに部屋中に衣類が散乱。
どうして良いか考えいると頭も混乱。

足腰も痛む・・・
だんだんとやる気も失せていったそうです。
その結果、Eさんのお部屋はこんな状況でした。

足腰の悪いEさんは寝室にしていた2階から、今回片付け・収納をご依頼いただいた部屋にベッドを下ろしてこられたそうです。

また洋服類も本来は2階の洋服ダンスに収納されていましたが、それを移動するのが大変なので、ハンガーラックや無印の衣類収納ケースで収納されていらっしゃいました。

年代によるライフスタイルの変化に合わせた家具の配置や物の収納をするにも、ご自分だけでは大変になってしまわれたようです。

整理収納アドバイザー・蜜柑のEさんへのご提案

Eさんは「こんな部屋に入っていただくのは恥ずかしい」とおっしゃっていました。
いえいえ、そんなことはありません!
片付ける方法をきちんと学んでいなかっただけですよ!
Eさんが暮らしやすくするお手伝いをするのが、整理収納アドバイザーの仕事ですから大丈夫!
そうお話しして、Eさんへ片付けと収納をどうするべきか提案させていただきました。
Eさんの場合は「処分する」「置いておく」という物の選別はすでにご自身でなさっていました。
(これができていない場合は、「処分する」「処分しない」をお客様に寄り添ってアドバイザーが一緒にお手伝いします)

今回は2時間という時間の中での作業のご依頼でしたので・・・
●「処分する」「置いておく」物をそれぞれダンボール(あるいは代用としてはビニール袋など)へ分別して入れていく
●「置いておく」洋服もシーズンオフの物は一旦ダンボールに入れる
●この作業をメインに行い、ベッドの上と床はできるだけ物のない状態にする。
以上のご提案をさせていただき、2時間で洋服の山ができていたベッドの上は、ほぼ片付きました。

↑↑これが2時間の作業後です。

片付けられない主婦サポート実践記〜片付け・収納に必要な時間〜

今回、Eさんのご依頼は「はじめて整理収納サービスを利用するので、とりあえず2時間で」と承りました。
かたづけ ねこの手」ではお客様のニーズをお伺いしながら、時間内でできるだけのお手伝いをしています。

Eさんにご依頼いただいたように「一部屋丸ごと」を完璧に整理収納するには、2時間の枠の中ではここまででした。
場合によっては時間延長も可能ですが、Eさんも「整理収納って頭が疲れます・・・」とおっしゃっていましたが、真剣に物と向き合うお客様も結構疲れます。

そのため当初の予定通り2時間をメドに、この日の作業はここまで・・・ということにしました。
また、Eさんのお部屋には、写真には写っていませんが、これからどう使うかまだ未定というはば90cm、高さ200cmぐらいの本がぎっしり入った本箱が5つありました。

「この本箱はこれからどうされますか? ここへ必要な収納品を置かれると暮らしやすくなりますよ」
そう提案させていただくと
「もう不要の本がほとんどですが、本箱の処分はどうするか決めていない」
とのこと。

こんな風にご依頼いただいたお客様自身が、じっくりと「物と向き合い考える」ことも必要な場合もあります。

Eさんは「これからライフスタイルをもっと具体的に考え、それが決まったらまたお手伝いくださいね」とおっしゃっていただきました。

片付けられない主婦サポート実践記〜ライフスタイルに合わせて考える〜

ライフスタイルは年齢とともに変化します。
結婚、出産、子供の成長はもちろん、今回お伺いしたEさんのように思いがけない怪我や病気でライフスタイルが変化することもありますね。

Eさんが今の家に引っ越してこられて20年以上だそうです。

当時は住みやすく快適だった家が「贅沢にも広すぎて物がいっぱい置ける分、今では物が溢れて住みにくくなっている」と実感されているそうです。

これから先のことを考えると
●使わない物を処分
●モノに振り回されない快適な家
を目指さないと、このままではゴミ屋敷かTVで見る汚部屋になってしまう。
そう不安に思われていたそうです。

Eさんは膝と腰を痛めているので、立ったりしゃがんだりという動作が素早くできず、痛くて動けない日もあるそうです。
そういうお客様の悩みをお聞きして、物を使いやすく整理・収納するための提案ができるのも、「かたづけ ねこの手」の整理収納アドバイザー・蜜柑の仕事です。

「散らかった部屋に来ていただくのは恥ずかしい」とおっしゃっていたEさんも、「本当に蜜柑さんに来ていただけて良かった」「お願いするまで勇気が必要だったけれど、もっと早くにお願いすれば良かった」
そう仰っていただきました。

片付けられない主婦サポート実践記〜不用品はどうする?〜

ご依頼主Eさん宅は三匹の猫を飼っていらっしゃいました。
それも全部、保護猫!
今のお宅に引っ越して来て猫を飼い始めた時から、ずっと保護猫を飼っていらっしゃるそうです。

これは本当に奇遇で、「かたづけ ねこの手」の責任者・蜜柑は、プライベートでは保護猫活動も行っているので、Eさんとは猫のお話で盛り上がりました。

こういう時「お客様との出会いって面白い」と思います。
そして後日、Eさんから「本箱を捨てる決心をした」とのことで、リピートでのご依頼をいただきました。

さて・・・
Eさんは「処分するもの」を決めて、かなりの量の洋服を買取業者に買い取ってもらっていたことはすでに記した通りです。
整理収納には、物を処分することがつきものになってきます。
とはいえ、何でもゴミとして出してしまうのは悲しいですね。

それにゴミにするにしても住んでいる市町村指定の有料ゴミ袋が必要だったり、モノによっては専門業者に有料で引き取ってもらわなければなりません。
つまりゴミも有料という訳です。

片付けられない主婦サポート実践記〜まだ使えるきれいなモノはリユース〜

かたづけ ねこの手」責任者・蜜柑は、ボランティア活動の一環として、大阪・万博記念公園で開催されるフリーマーケットへ年2回の出店し、売上を福祉施設へ寄附しています。
また、「ねこの手バザー」での売上は、すべて保護猫のために使わせてもらっております。

Eさんも「私に要らない物であっても、誰かが使ってくれるなら嬉しいのだけど」と買取業者に洋服を送っていらっしゃいましたが、それも一つの方法です。

モノは循環することで沢山のHappyがうまれます。
●不要品を手放されたお客様
●不要品を循環した私達
●不要品を必要として下さるお客様
●寄付先の方 ・救われる猫

「処分する」「置いておく物」の選別ができたら、「処分」する不用品はうまくリサイクルで循環することができれば良いと思います。
「かたづけ ねこの手」のリサイクル活動については
↓↓こちらの「活動ポリシー」をご覧ください。(2018.03.01のブログ)

※この記事に登場するEさんには「自称・片付けられない主婦」と記載すること、また写真の掲載にも全て了承をいただいております。

↓↓Eさん宅の整理収納実践記の続き・・・(2018.02.25のブログ)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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