大阪市「無責任な餌やり問題」についての禁止条例が改正~動物に関するお知らせ

皆さま、お元気ですか?
まだ、お正月モードが抜けきらない・・・なんていう方もおられるかもしれません。

昨年、「ハト・カラスその他の動物に対する無責任な餌やり行為による生活環境の悪化を防止するための条例改正について(案)」にかかるパブリック・コメントを大阪市が実施しており、こちらのブログでご紹介させてもらっていました。

この条例改正が令和元年12月14日より実施されましたので、ご報告させて頂きます。

「かたづけ ねこの手」責任者の蜜柑は、プライベートでは、「地域ねこ活動を行っております。猫活動をしている仲間は、きちんとエサを与え、容器の回収、フンの後始末や掃除をしています。

目次

大阪市「無責任な餌やり問題」の禁止条例が改正〜問題行為〜

大阪市住吉区で、ハトやカラスの大群へ大量の食パンなど餌を与えたまま放置するという「無責任な餌やり問題」がニュースで取り上げられています。

近隣住民の方にとって、生活環境の悪化であり、腐敗した残飯処理、フン等の清掃を行う現状は迷惑ですね。

このような問題があり、2019年12月、大阪市では「ハト・カラスその他の動物に対する無責任な餌やり行為による生活環境の悪化を防止するための条例改正について(案)」として、条例改正を検討していました。

大阪市「無責任な餌やり問題」の禁止条例が改正〜市民の声〜

市民の声
主なご意見
市長の提案されている、餌やり禁止条例反対します。
悪質なバラマキなどは、ポイ捨て禁止条例など他の言葉での罰則を求めます。
新聞記事などで記載されている、「京都市も罰則付きの条例で野生動物への不適切な餌やりを禁止している。規制により野良猫の収容や殺処分が減り、動物愛護の面でも効果を上げているという。」こちらは大阪市が出している見解なのでしょうか。
私は、たくさんの野良猫たちの避妊去勢手術を自費で行って里親探しなどしておりますが、毎年、殺処分を減らすためにどれだけの個人や民間の動物愛護団体が私費で避妊去勢手術を行い、里親を探しているのか、それらの数字を知っての文章なのでしょうか?
殺処分の数は、餌やり禁止で効果をあげたのではないと思います。
【令和元年9月29日及び令和元年9月30日に受け付けた案件です】

市の考え方
 本市では、平成30年3月には「犬猫の理由なき殺処分ゼロ」に向けた行動計画を策定(https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000433333.html)し、犬猫の理由なき殺処分ゼロに向けた取組みを実施しております。猫の殺処分を減らすために、地域合意のもと、不妊去勢手術を行った所有者不明猫(いわゆる野良猫)を地域の猫として地域住民の方が主体となって適正に管理する地域猫方式の取組みを支援する「所有者不明猫適正管理推進事業(街ねこ事業)」(https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000020313.html)を平成22年より実施しております。街ねこ事業では、平成20年・21年度のモデル事業を含めると、市内245地域において、3,996匹の不妊去勢手術を実施しており、その間、本市での猫の殺処分数は平成19年度5,177匹から、平成30年度752匹と80%以上の削減となっていることから、これらの取組みの推進が重要であると考えております。
また、住吉区で発生したカラス等への著しく不適切な給餌行為対策として、本市では地域住民の迷惑となる不適切な餌やり行為を規制することについて、関係部局で検討をはじめたところです。
健康局といたしましては「犬猫の理由なき殺処分ゼロ」を2025年までに達成することを目標にしており、地域猫方式の取組みを支援していることから、条例の内容等については慎重に検討する必要があると考えており、関係部局と調整してまいります。

担当部署(電話番号)
健康局 健康推進部部 生活衛生課
(電話番号:06-6208-9996)

大阪市のホームページより転機しております。

↓↓ 詳しくは、こちらをご覧ください。
餌やり禁止条例及び所有者不明猫適正管理推進事業について

大阪市「無責任な餌やり問題」の禁止条例が改正〜条例改正に伴い〜

大阪市では、餌を与えた後に清掃を行わないことなどによって生活環境が著しく広範囲に阻害され、多くの住民の方の迷惑となっている状況を放置することはできないことから、「大阪市廃棄物の減量推進及び適正処理並びに生活環境の清潔保持に関する条例」を改正し、公共の場所の清潔の保持の観点から、はと、からすその他の動物へ餌を与えた後に清掃を行うこと等を義務付けました。

目的
はと、からすその他の動物に餌を与えた方に清掃等を義務付けることによって、公共の場所の清潔を保持し、生活環境を守ることが、改正の目的です。
動物への餌やりを規制するものではありません。

改正内容
道路その他の公共の場所又はその周辺において、はと、からすその他の動物に餌を与えた者は、その行為により、公共の場所に、餌又は動物のふん尿その他の汚物、毛若しくは羽毛が散乱し、又はふん尿その他の汚物による臭気が発散しないよう、清掃を行う等の必要な措置を講じなければならないことになります。

  1. 市長は、これに違反することによって生活環境を著しく阻害していると認められる者に対し、期限を定めて、必要な改善その他必要な措置を命ずることができることになります。
  2. この命令に違反した者は、50,000円以下の過料に処することになります。

施行日
上記(1)(2)については令和元年12月14日
上記(3)については令和2年3月1日

相談窓口
動物にエサを与えている方が、その後に清掃などを行わず、公共の場所にエサが残っているなど、生活環境が悪化している状況を見かけた場合は、その地域を担当する区の保健福祉センター生活環境業務担当に連絡してください。
連絡を受けて現地調査やエサやり後に清掃などをしない方の確認を行い、口頭で注意などを行います。
口頭での注意などを行っても改善されない場合は、「指導」「文書勧告」を行います。
それでも従わず、生活環境を著しく阻害している場合には、期限を定め「改善命令」を行うことができます。
さらに、来年3月1日からは、その改善命令に違反した場合、違反者に対して、罰則として5万円以下の過料を科します。

大阪市のホームページより転機しております。

↓↓ 詳しくは、こちらをご覧ください。
はと、からすその他の動物へ餌を与えた後に清掃を行うこと等を義務付けます

大阪市「無責任な餌やり問題」の禁止条例が改正〜松井市長が定例会見〜

正しい条例名は「大阪市廃棄物の減量推進及び適正処理並びに生活環境の清潔保持に関する条例」になります。

↓↓ 「エサやり後の清掃義務化」についての動画は、開始後の1分50秒〜3分半までです。

松井市長は12月13日の定例会見で
目的は、公共の場所の清潔を保持し、生活環境を守ることで、動物へのエサやりを規制するものではないと強調されています。

大阪市の取り組み〜動物愛護管理施策を推進〜

大阪市では動物愛護管理施策を推進しており、犬猫の理由なき殺処分ゼロに向けた行動計画を策定し、犬猫の殺処分削減や犬猫の収容を未然に防ぐ動物愛護精神の醸成等に取り組んでいるところです。

これを更に推進するため、令和元年10月に大阪府が開設する大阪府動物虐待通報共通ダイヤル「おおさかアニマルポリス♯7122」を活用します。また、大阪府の「おおさかアニマルパートナーシップ制度」と同じ制度を大阪市も令和元年8月1日(木曜日)から開始します。

これらの取り組みにより、動物虐待の未然防止を図り、飼い主が正しく動物を飼うことを社会に浸透させ、人と動物が共に暮らせる社会を醸成し、社会全体で理由なき殺処分がゼロになることをめざします。

大阪市のホームページより転機しております。
↓↓ 詳しくはこちらをご覧ください
報道発表資料 動物愛護管理施策のさらなる推進に取り組みます - 大阪府動物虐待通報共通ダイヤル「おおさかアニマルポリス#7122」の活用と「おおさかアニマルパートナーシップ制度」の開始について -

↓↓ 「おおさかアニマルポリス」については、こちらをご覧ください
大阪府動物虐待通報共通ダイヤル「おおさかアニマルポリス#7122」について

大阪市「無責任な餌やり問題」の禁止条例が改正〜最後に〜

ハトやカラスへエサをばらまいて与え、そのまま放置することは、近隣住民の方にとって、非常に迷惑行為であります。

エサを与えた後の後始末まで責任を持って行えば、エサやりを規制されることはありません。

大阪市公園猫適正管理推進サポーター制度では、餌のやり方にもルールやマナーがあります。これまで猫の命を守るためルールやマナーを守り、適正なボランティア活動をされておられる方が沢山いらっしゃいます。

今回の条例改正に伴い、適正なボランティア活動されている方にとって、エサやり行為への支障が出ることのないよう願います。

「人と動物がともに暮らせる社会」でありますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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