黒子猫を保護 京都|地域猫活動と医療記録のご報告【正式譲渡となりました!】

皆さま、こんにちは。
京都市・JR山科駅を拠点に関西エリアで片付けサポートを行っている『かたづけ ねこの手』です。
今日は、近所で保護した黒子猫のご報告をさせていただきます。
地域猫活動や保護猫ボランティアを通して感じたことも交えながら、お伝えいたします。
保護猫たちの近況報告
これまで預かってもらっていた、ぱぴくん・ルワンくんは諸事情で戻ってきています。
また、トライアルを頑張っていたカンカンくんも、トライアル中止となり戻ってまいりました。
今は仮名「かんたくん」として、元気に過ごしています。
さらに、ワンちゃんがいるおうちに迎えていただいた、ななちゃんですが、
ワンちゃんのラブコールがおさまらず、里親さまのご判断で戻ってきました。
たくさん悩まれた末の、泣く泣くのご決断。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
黒子猫を保護した経緯|京都市のご近所での出来事
ある日、ご近所の方から「子猫がいる!」とのご連絡をいただきました。
捕まえる際には、ウイルス検査や医療費のこともお話しし、ご近所の数軒の方々と費用を分担して保護することに。
人なれしておらず、網で保護しましたが、動物病院から帰宅後は安心したのか、
小さな声で「ゴロゴロ」と喉を鳴らしてくれました。その瞬間、胸がいっぱいになりました。
黒子猫の通院記録
①初診(コクシジウム症・エイズ疑陽性)
- 保護翌日に通院
- 体重:0.9kg/生後約2ヶ月
- 便検査:コクシジウム症 → 駆虫
- ノミ駆除実施
- ウイルス検査:エイズ陽性(疑陽性、陰転の可能性あり)
月齢が小さいため、母猫由来の抗体反応の可能性があります。
2ヶ月後にウイルス検査を再度行う予定です。

②軟便・下痢の症状
- 保護1週間後に通院/体重1.0kg
- 抗生剤・下痢止めを処方

元気や食欲はありますが、キャットフードを食べると軟便をしており、
抗生剤と下痢止めのお薬をもらいました
軟便のお薬が効かなければ、「病原体」の外注検査をする予定でしたが、
抗生剤と下痢止めのお薬が効いたので、外注検査をせずにすみました

③2回目の駆虫
- 保護2週間後に通院/体重1.45kg
- 便検査で虫は見つからずも、念のため再駆虫

④条虫の駆虫
- 保護3週間後に通院/体重1.6kg
- ネクスガードキャットコンボ(条虫・回虫)実施
- 瓜実条虫の可能性があり駆虫


⑤今後の予定
- ワクチン接種(2回予定)
- ウイルス再検査(2ヶ月後)
- 去勢手術・譲渡会参加予定
ウイルス検査1回目の結果

黒子猫の医療費について
これまでにかかった医療費は17,050円でした。
今回、ご近所の方々が分担してくださり、無事に保護へとつながりました。
猫の保護には、どうしても医療費が必要となります。
活動を続けていくのは、なかなか大変なのが現状です。
黒子猫のフードと成長の様子
これまでの子猫たちはドライフードでも健康便でしたが、黒子猫は軟便が続き、フード選びに試行錯誤しました。
現在はロイヤルカナン マザー&ベビーキャットで落ち着いています。

遊ぶのが大好きで、かみかみする時期。元気いっぱいのやんちゃ盛りです。

黒子猫の可愛い様子をYouTubeで
子猫の成長の様子を動画でもご覧いただけます。
よければ、チャンネル登録や高評価で応援していただけると嬉しいです。
猫の餌やりは不妊手術とセットで|TNRの大切さ
お腹を空かせている猫を見ると、ついごはんをあげたくなりますよね。
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餌やりをする時は、不妊手術も行いましょう。

環境省では、地域猫活動において、不妊手術、去勢手術は必要不可欠と記されております
増やさないのも愛(出典:環境省)
▶ 「地域猫」について詳しくは 『かたづけ ねこの手』の「地域ねこについて」 のページをご覧ください。
伊丹ねこスペイクリニックのご紹介
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チラシを掲載いたしますので、ぜひ多くの方に知っていただけると嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました



